2014年5月17日土曜日

強い個人としての自立を目指せ!高城剛著「白本」の感想

GWの旅行中の帰りの飛行機で、高城剛著「白本」を読みました。

kindleストアでのみダウンロード可能です。
僕は高校生の頃から高城剛さんが好きで、彼の著書は色々読ませて頂いていますし、
メールマガジンも創刊時から購読させて頂いています。

世界を見てきた高城さんは、強い個人となることの必要性を大いに説いておられます。

旅先のスペインは、財政危機や高い失業率など大いに問題を抱えています。
しかし、町を歩く人々は明るいし、人生を大いに楽しんでいるように見えます。
ストリートミュージシャンやエンターテイナーが路上でパフォーマンスをしており、
それで生活をしている人も沢山いるとの事です。

財政危機という問題を国が抱えていても、
強い個人となることができれば、
国に頼る事も無く、生活をしていく事が出来ます。

旅先で感じてきた事と、「白本」のこの一節がリンクしました。

>強い個人と自立でしかなく、まず自分で世界をみることが大事で、僕は護送船団のようなツアーで海外に行くのではなく、観光でも移住でも個人で海外へ出てみることを、多くの方に日々強く進めています。

強い個人と自立の定義は人それぞれです。
ですが、国家に依存しない生き方を模索することが、
これからは多くの人たちに必要ではないでしょうか。

それは、吃音のある人とて例外ではありません。
コミュニケーション能力が低いことから、
仕事を得ること、仕事を続けることに困難が生じる可能性があります。

強い個人を目指すことも、
個人としての吃音の就業問題の解決の方法なのかもしれません。


2014年4月20日日曜日

吃音のある子どもが身近なところにいる人に!

せっかく貸して頂いたのに、なかなか読めていなかった、「キラキラーどもる子どもの物語」をやっと読めました。

Amazonのあらすじを転載すると、


『ボボボ、僕』とか言うな。そのしゃべり方やめろよ」転校してきた哲に突然ことばのことを指摘された新一は、なにも言いかえすことができなかった。やがて、クラスのふいんきが変わっていき、新一はどんどんしんどくなっていく。「自分の気持ちをみんなに知ってほしい」―新一は「ことばの教室」のひげ先生やお母さんとともに、クラスのみんなに吃音を理解してもらう作戦を考えていく…。この物語は、吃音に悩む子どもへのエールです。そして、まわりの友だち、保護者、教師など、吃音の子どもを支援する人が、「どうかかわればよいのか」「なにができるのか」を具体的に記した『手引書』ともなります。

僕がなかなか読まなかったのは、過去の吃音で悩んでいた自分を思い出す事、そして過去の自分と向き合う事が怖かったんですよね。
他の人の吃音の話はむしろ、積極的に聞きたいぐらいなんですが、
自分ひとりで読む活字は、より自分と重ね合わせてしまう気がします。

それでも読もうと思ったのは、
吃音のある子ども達との交流会で吃音のある子どもと接する機会があります。
少しでも吃音のある子どもの気持ちを理解し(思い出し)、
彼らの為に出来る事を考えたかったからです。

この本の小説の主人公の新一くん。授業などで、順番に喋らないといけない時の、予期不安なんて、ほんと僕と同じでした。でも、新一くんは、堂々とどもる事、自分から吃音について話す事が出来ていて、まぁ、僕の少年時代とは大違いです。僕は吃音の事は隠したかったし、他の人に吃音の話をする事も出来なかったです。僕はことばの教室にも通っていなくて、自分の吃音を恥ずかしいものだとの考えを、払拭する場所が無かったのが原因かもしれません。

奈良言友会で取り組んでいる吃音のある子どもとの交流会の感想などで、
(大人と同じで)子ども達も悩んでいるのは自分だけでないと知る事で、
吃音についての悩みが小さくなるきっかけになると思っています。

僕は吃音当事者であるし、言友会活動を通じての経験があり、
吃音のある子どもの気持ちも少しは理解出来ているつもりです。
僕は新一君ほど強い子どもではありませんでしたが、
この小説は吃音のある子どもの気持ちがよく描けていると思いました。
吃音のある子どもに対する適切な対応とは何か、
イマイチ吃音について理解出来ない、
そんな疑問を抱えている人には、
吃音のある子どもの心情が描かれているので、
疑問の解決の一助になるかもしれません。

是非、読んで頂きたい一冊です!

2014年4月13日日曜日

焦らず邁進するだけ!"ITisKANSAI Vol.9〜自分でつくる自分の居場所 "に参 加!

本日、"ITisKANSAI Vol.9〜自分でつくる自分の居場所"に参加してきました。
東京都知事選で一躍有名になった、連続起業家の家入一真さんがパネラーの一人として登壇されていました。

僕は家入さんの、
”弱みですら強みに変えられる。ハンデやコンプレックスを武器にする。強烈であればあるほど、強大な武器になる。ネガポジ反転。包茎でも何とかやってるよ。”(http://p.tl/87FE)

この言葉に大きな勇気をもらい、支えられてきました。


”お互いを認め合って生きていける社会をつくりたい。それは居場所を持つことから始まります。そんな社会に変えていくのが、優しい革命です。”(http://ieiri.net/blog/)

家入さんの語る"優しい革命”。
吃音のある人が生きやすい社会でもあると思います。

(今日、家入さんも仰っていたのですが)多様性を認め合う社会を目指すことが、
吃音のある人だけでなく、沢山の生きづらさを抱えた人のために必要であると考えていました。

そのヒントが”優しい革命”を目指す家入さんから聞けるのではないか、
また、今後の活動について相談したいと思い参加を決めました。

といっても、質問(相談)したいことがぼんやりとしていて、
なかなか質問内容がまとまらず、
講演が終わってから質問をさせて頂きました。

「吃音のある人の居場所であるグループを運営に関わっています。
しかし、居場所を作るだけではまだまだ行きつらさを感じている人たちがいます。
その人たちの悩みを減らすためには、吃音の認知が大切だと思います。
何が出来るでしょうか?」

と質問させて頂きました。

家入さんからは、
急に変える事は出来ないから、君がTwitterで発信しているように、
焦らず声を挙げる事をコツコツと続けていくしかない。
とのアドバイスを頂きました。
(だいぶまとめています)


もっと吃音のある人のために出来る事があるはずだと、
僕には焦りがありました。

もっと積極的に動き、声を挙げていこうと思います。

そして、なんとTwitterでもリプライして頂きました!

焦らずひとつひとつやってこ! “: 吃音のある人の生きにくさの問題について、家入さんに相談に乗ってもらえた。焦らず、今の活動を続けていく自信がもらえた!”



2014年4月5日土曜日

第一回、大阪で働く吃音のあるサラリーマンの集い

昨日、第一回大阪で働く吃音のあるサラリーマンの集いを開催しました。

と書くと大げさですが、
四人で集まって飲んだだけなんですが 笑

事情がありセルフヘルプグループになかなか来れない人、
セルフヘルプグループに入っていない人など、

セルフヘルプグループの例会ではなかなか会えない人がいます。

そんな人たちとの接点を作りたい、繋がり続けたいと思い、
飲み会を企画しました。

独身の僕からは家庭を持つ人たちの話を聞けたのはとても良かったですし、
大人なってから吃音の症状が出始めた人の話は、(言葉を喋り出してからずっとどもっていた僕には)吃音が個々によって違うことを再び認識させられました。

そして何より、楽しかったと言ってもらえたことも良かったです。

これからも、定期的に開いていきたいと思います!





2014年3月25日火曜日

ちっさいことはいいことだ!

面白いWebサイト見つけました。

未来住まい方会議 by yadokari

Webサイトの説明によると
"インターネットインフラが整った今、一つの場所に固執し暮らしていく必要はなくなりつつあります。住む場所、住む家の選択肢を増やし、人生の満足度/幸福度を上げられないか?僕らはもっと貪欲に「自分に最適な場所」を探し続けるべきだと考えます。

海の側、潮の香りが漂う場所。森の中、新緑や澄んだ空気に癒される場所。川のせせらぎに心洗われる場所 etc…。好きな人と、好きな場所で、もっともっと自由に生きる。心が最適化されれば、よりクリエイティヴになれるはずです。

未来住まい方会議 by YADOKARI は、ミニマルライフ/多拠点居住/スモールハウス/モバイルハウスから「これからの豊かさ」を考え実践する為のメディアです。"

とあります。

全く持って同感なんです。

仕事の多様化しかり、住居の多様化しかり。

吃音が原因で、仕事がうまくいかないという人がいます。

生活にかかるコストが下がるだけでも、今の仕事に固執する必要がなくなり、辛い仕事を続けなくても済む人が増えると思います。

また、生活にかかるコストの低下は、職業の多様化も加速させるのではないかと思います。

日常生活の大きな割合を占める仕事と住居の多様化が進んだ社会は、

「〜であるべき」といった見えない空気が、今より少ない社会ではないでしょうか。

「流暢に話せるのが当たり前」という見えない空気も、

少ない社会ではないでしょうか。

 住宅を含め、様々な事柄の多様性について興味を持ち続けていたいと思います。

2014年3月21日金曜日

どもらず話す事もいいけど、会話の筋肉を鍛えたい!

営業部に転属になり半年。
コミュニケーションについて考えさせられた記事を紹介。

会話は誰でも上達する。ビジネスで「会話リーダー」になるための3箇条
http://www.lifehacker.jp/2014/03/140318conversation.html

皆さんが意識している事はあったでしょうか。

ビジネスだけでなく日常生活全般にあてはめて
順にみていきましょう。

1.とにかく会話する(たとえ苦手でも)
営業に移動になった当初は、意識していました。
が、最近は少し弛んでおりました。
私は吃音とは関係なく、口下手です。
次に話す音が出ないのではなく、
次のことばが思いつかないことがよくあります。

スポーツなんかの反復練習と同じだと思うのですが、
会話も数をこなせば次の言葉がおのずと出てくると考えています。

もっと色んな声をかけコミュニケーションの経験を積んでいきたいですね。
ぼーっとタバコを吸ってる人に話しかけるのもいいかもしれません。

居酒屋なんかでは、店員さんに話しかけたりしていきたいですね。
初めて会う人とコミュニケーションをとる練習になりそうです。
ちなみに昨日はひとりで立ち飲み屋に行ったので、
営業日を確認するのを託つけて(タイプの)店員さんと少しだけ話せました。

2.階層をまたいで会話する
同じ人たち、同じ年代の人たちとばかりコミュニケーションを取ることは楽しいですが、
どうしても広がりがありませんよね。

いつもと違う人と会話をすると、
自分の今までの考え方と違う考え方に巡り会える可能性が高いと思います。

幸い、僕は言友会活動を通じて様々な方々と仲良くなり、
色んな考え方に触れる事が出来ました。
そして、人の考えを否定する事も無く、
受け入れられるようになりました。

3.効率のためでなく親密になるために会話する
お互いに理解をし合う為にはコミュニケーションは大切です。
特に仕事ではいざコミュニケーションを取る必要性が出てきたときに、
「あの人とはあまり話した事がないから声をかけにくい」と思うとストレスの要因にもなってしまいますよね。

普段の挨拶の後、一言を加えるだけでもだいぶ違うかもしれませんね。
「おはようございます、今日のネクタイ春らしくていいですね!」
のような具合で声をかけるように意識したいですね。


どもらずに話せるようにもなりたいですが、
会話の筋肉を鍛えて、もっと会話を楽しみたいですね。

そう感じた記事でした。




2014年3月17日月曜日

メンタルヘルスマネジメント検定を受けてきました。

昨日、メンタルヘルスマネジメント検定を受験してきました。

私な受けたのはⅢ種なので、セルフマネジメントの部門です。

受験のきっかけは、悩んでる仲間の悩みを、もっと理解したかったからです。

「言いっぱなし、聞きっぱなし」のセルフヘルプグループでは、共感がとても大切だと思います。

悩みに対する知識があれば、1人でも多くの仲間の悩みに共感すると思いました。

で、心の問題に興味を持ち、勉強のモチベーション維持のためにも、
資格にしようと思いました。

試験を受けての感想は、過去問を解いていれば良かった。。。
に尽きますね。
問題の形式に特徴がありましたし、
僕の使っていた問題集の例題と似た問題がぽつぽつ出ていました。恐らく、似た問題が繰り返し出題されているのでしょう。
広く浅い知識が求められますから、
問題を解きながらの方が、解説を読んで分かった気になっている部分(あやふやなところ)を発見しやすいと思います。

これからも、どんどん興味のある事柄の資格を取得して行きたいですね。
それが、一つの道に繋がればと思います。

家入一馬さんの、〝バカ、アホ、ドジ、マヌケの成功者〟より。「一つ一つ目の前のことに、前のめりで取り組んでいったら道は見えてくる。興味のあることを点でやっていけば、後で振り返った時に、その点はつながっていたりする。」